少ない風量でより効果的な紙粉除去を達成

MF紙粉除去システムは、今まで「紙粉は吸って取るもの」とされていた概念をすっかり変えました。
このシステムに採用されているブローボックスの機能は、単なる「吸引」だけではありません。高速エアーを特殊な方法で紙面に吹きつけることによって逆に紙面をブローボックス側に引き寄せながら紙粉を「叩き出す」というユニークな方法を取り入れています。
そのために従来のサクションボックス、あるいはフード形式による吸引に較べて少ない風量でより効果的な紙粉除去が達成されます。
製紙工場内の紙粉による環境汚染は衛生面あるいは火災予防面から極めて深刻な問題となっています。また品質面においても現在印刷時に発生するトラブルの最大原因であり、しかも最も解決困難な問題の一つとして速やかな対応を迫られています。MF紙粉除去システムはフレクト社の技術を基に数多くの経験と実績を重ね、日本の工場環境に合わせて再開発されたものです。このシステムにより常にクリーンな環境と製品の高品質を保証します。
[ブローボックスの構造]ブローボックスは、高圧ボックスと吸引ボックスの二重構造になっています。高圧ボックスのノズルからは高速エアーが紙面に対して斜めに吹き出し、紙面をブローボックス側に逆に引きつけて紙粉を叩き出します。さらにその紙粉を吸引ボックスによって周囲の空気と共に吸い取ります。またブローボックスの前部には静電除去ブラシを配置して紙面から紙粉を分離しやすくさせています。
[エアーを吹きつけられた紙面がなぜブローボックス側に引き寄せられるのでしょうか]紙面に対して斜めに吹きつけられた高速エアー(吹出しノズル出口で風速40~60m/sec)は紙面に沿った高速の流れを形成し、そのために負圧が生じます。この負圧が紙面をブローボックス側に引き寄せる力となります。しかもエアーを吹き出すこのブローボックスは一種のエアーテーブルとしても働きます。したがって紙面がブローボックスを直接擦ることはなく、抵抗もないので紙面を傷つけたり断紙したりする心配はありません。
クレーピングドクターやブラシロール等によって掻き落とされた紙粉等のダストはトラフ式集塵ボックスによって連続的に捕集します。
[トラフ式集塵ボックスの構造]トラフ底部のノズルから出たエアーでつくられる連続的なエアーの流れに乗せてダストを捕集する方式です。このエアーの流れはトラフ全面に渡り平均した負圧を発生させます。そのために今までのような吸引ファンのみによる集塵トラフに起こりがちな集塵効果のムラがありません。
システムフローチャート
ブローボックス、トラフ式集塵ボックスで吸引された紙粉等ダストは、湿式スクラバー内のバブリングゾーンで95%以上除去され、白水として回収されます。また浄化されたエアーは、工場内に環元され再利用出来ます。
・ブローボックス、及びトラフ式集塵ボックスともに本体はオールステンレス製でシンプルな構造になっています。形状、設置方法、脱着装置等は現況または通紙時の作業性等を考慮し、フレキシブルな設計、製作が可能です。
・もちろん既設、新設マシンとも自由にレイアウトできます。
・ファン、スクラバー等の処理装置は、紙粉捕集箇所から離れた場所に設置できます。
・スクラバーは、小容量の場合、乾式も選択できます。
・このシステムは、国内ですでに100セット以上の納入実績を持っています。