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スタッフブログ

涸沢の紅葉

 「涸沢(からさわ)の紅葉をもう一度見たい」こう思って既に30年が経ってしまった。穂高そのものもかなりご無沙汰だ。そこで「今年こそは!」と思い、仲間を募って10月の3連休に行って来た。
 日頃の行いが良いせいか、初日の朝こそ多少の雨に遭ったもののその後は好天が続き、素晴らしい登山ができた。上高地から8時間、穂高の懐、涸沢は今も変わらぬ別天地だった。ここの紅葉はかつては北穂高岳や奥穂高岳登山のついでに愛でる程度だった。しかし「涸沢のナナカマドの紅葉はすごい」ということが広く知れ渡ったためか今では稜線まで登らずに紅葉を見るためだけにここに来る人もいるほどだ。
 我々は2日目は荷を軽くして北穂高岳から奥穂高岳に廻り、穂高の稜線を楽しんだ。硬い岩の感触が心地よい。展望も素晴らしく、北は白馬岳や剣岳、南は富士山を始め南アルプスや八ヶ岳が全山見渡せた。眼下の涸沢カールには色とりどりの紅葉に囲まれてこれもカラフルなテントが無数に散らばって見える。我々山好きにとっては正に至福の時だ。
 若い頃には思いもしなかったが今回は「次はいつここに来られるだろうか?」と下山時にちょっとしんみりした。しかし「もっと歳を取ったら時間を掛けて登ればまた来れるさ」と言う先輩同行者の言葉に安心もした。Y.S.

hotaka.jpg   涸沢上部から見た前穂高岳(2008年10月12日撮影)