この春「BMW325i、m-スポーツ」が遂に我が家にやってきました。
明産に入社して気がつくと30年という歳月が流れていました。その間こつこつと貯めたお金で念願のBMWオーナーになりました。「BMWなんて分不相応」と言われればまったくその通りなんですが、ちょっとしたハズミとタイミングのようなものです。結婚を決断する時の勢いのような感じと言えばいいでしょうか。
今ハイブリッドだとか、電気だとか、燃料電池だとか、燃費がすばらしくいいとか言っている時代(まあ近い将来それが当たり前になると思いますが)に逆らって「駆け抜ける歓び」を実感したいと思っています。
ここで私の車歴を簡単に披露します。1台目は明産入社とともに、学生時代貯めたお金でトヨタ・セリカ2000GTを購入しました。この車は「名ばかりのGTは道をあける」というキャッチフレーズで宣伝していました。なぜならこの車は当時国産車では唯一のツインカムエンジンであり、それを売りにしていたのです。確かによく走りました。この車とは7年間つきあいました。
次はホンダ・アコード2.0siを購入しました。以前からホンダ車は気になっていたのですが、CVCCとか、ホンダマチックとか言ったものが何となくしっくり行かず、購入までには至っていませんでした。しかしこの車はツインカムエンジン(しかも4バルブ)、4A/T、4輪ダブルウィシュボーンサスという魅力的なスペックでもあり、試乗したところ走りもすばらしく、購入となりました。この車とは9年間つきいました。
3台目を買う頃には小生も人並みに結婚して子供もできていたのでファミリーカーということで次はホンダ・オデッセイを購入しました。この車で子供の通う高校まで自転車をよく運びました。この車には自転車を運び終わるまで乗り、便利に使いました。この車とはなんと13年もつきあってしまいました。
4台目ですが、ここで家にあった軽トラが突然エンジンから青い煙を吐き、壊れてしまいました。私の家は少し農業もやっているため軽トラは必要なんです。そこでダイハツ・ハイゼットを購入しました。乗ってみて軽トラの進化を感じました。なんせ前のは1974年製だったのですからその進歩の差は歴然でした。今の軽トラはパワステ、パワーウインドウ、エアコンも装備、エンジンもツインカムなんです。軽トラをなめてはいけません。「よしこれなら会社への通勤も怖くない」と思ったものです。
しかし軽トラがマイカーでは不便なこともあり「ちょっといいスポーツセダンがほしいな」と思ったのがなんと憧れのBMWとなってしまいました。女房殿の「勤続30年記念を兼ねて好きな車を買えば」という鶴のひと言でBMWに決まったのです。そこで「どうせBMWに乗るなら6気筒を」ということで325iを選びました。
これからの車の主流は当然ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車になって行くでしょう。それはもちろんとても良いことだと思いますし、当社がそれらの発展に役立っていることは働く誇りでもあります。
BMWのキャッチコピーもFreude am Fahren(駆け抜ける歓び)からEfficient Dynamics(より少ないエネルギーでより高い性能を)に変わりました。BMWも世の流れは無視できないようです。
でも、でも、私の若い頃からの思いも大事にしたいのです。今度の車が私の終生の友となるのかどうか分かりませんが安全運転を心がけながら運転技術が衰えるまで「駆け抜ける歓び」を感じたいと思います。T.K.

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